
用紙削減、電子化の波は一般家庭にも容赦なく押し寄せ、我が家では何かと不自由なことになっている。例えば光熱費の使用量や、クレジットカードの利用明細書は有料となり、チリも積もれば山だと嘆いていると、追い打ちをかけるように明細書手数料値上げの通知。紙に慣れ親しんできた私にとってはパンチ、パンチ、パンチ!明細書の電子化に対応しようと、古くてセキュリティの外れたパソコンを買い替えてみたものの、未だ手つかずの状態だ。水道料金は紙で来る。電話とクレジットカードの明細は有料、ガス電気料金に至っては、口座引き落としの合計額でしか分からない状態になっている。
昨年、冷蔵庫を購入した際には、東京ゼロエミポイントがもらえるということで、16,000円の商品券欲しさに電子申請に挑戦した。でも画面が進む度につまずいて、添付書類に手間取り、何度も後戻りしながら、数か月かけて10月末の締め切りぎりぎりでようやく申請まで漕ぎつけた。
昨年春、とても好きなバンドが出来、ライブに行きたくて友の会にも入ったものの、年内のライブは全てSOLD OUT。翌年1月(今年)のライブはチケットの入手手続きが今一つ分からず断念。でもやっぱりライブに行きたい、生で見たいと思いは募り、6月のライブチケットは何が何でもとスマホを手にした。まずチケットサイトに会員登録して、ライブのチケットを申し込み、抽選結果を待って、コンビニで入金。コンビニの店員さんが「後でメールが来ますよ」と優しく声を掛けてくれた入金確認メールを貰って、やっとホッと出来た。申請には時間制限もあり、何これ?とつまずいたり、操作を誤ると再びやり直し。この時も友の会の申込期間ギリギリで申し込みを完了した。
顛末を話すと周りの人からは、ライブチケットが取れるなんてすごいですねとか、好きなことは頑張れるんですよと励まされるけど、毎回毎回とてもしんどい。電子化ですか、どうぞご勝手に、私は今まで通りで行きたいわで、済まないところがなんとも歯がゆい。
コロナ前は年に1度のお楽しみだったディズニーランドは、コロナが5類になり、ようやく行けそうになっても、今やスマホを駆使しないと楽しめないとの評判を聞き、気後れするばかり。昨年秋、長女頼みで5年ぶりにようやく行くことが出来た。コロナ前は、次女と二人でスッと行って、サクッと楽しむことが出来たのになぁ。次はそこも挑戦しよう。電子化に追いつく、追いつかない?そもそも電子機器の導入自体、我が家は後手後手なのに、技術が追いつくのはもっと時間がかかるよなぁ。まあ、マイペースでほどほどに。決して追いつけないとは思わずにNever give upだ。